議会レポート21号 ( 2001.1.21 )
豊橋市議会 会議録へ
12月議会報告 *発言全記録は「会議(委員会)録」として、ご覧いただけます。
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のりこ 今年の課題
新世紀の始まりとともに、厳しい寒さが続いています。お変わりございませんか。
皆さまのご支援により議会活動も早や7年目。無党派・市民立議員の立場で今年も取り組みます。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
(1) 行政とのパイプを強く!とよはし市民会議主催「学習会」の計画。
(基本構想、エコビレッジ構想、環境、福祉、子育て支援、財政、文化など)
(2) 議員間交流・「条例」学習をもっと!
(東三河の女性議員の交流会、豊橋版子ども権利条例・男女参画条例の準備)
(3) 子ども施設充実のチャンス到来!
(家庭館に地域子育てセンターを/子ども関連施設検討市民会議の設置を)
(4) 学校応援→臨床真理専門家配置
小学校→1年生学級支援・英語導入
のりこの一般質問
問1 早川市政2期目について
質問 市民の市政参加および助役2人制についてどう考えるか。
答え 情報をオープンにすることで、市民の市政参加をうながす。助役2人制は継続する。)
のりこのコメント
市長のリーダーシップと、市民派市長の立場を明確にした2期目を期待。市長、職員の気概づくりを一層の市民参画で。
 
問2 市民活動、福祉、子育て、環境、教育、文化、まちづくり等に対する行政の役割について
質問 ボランティアへの支援の方向性をどのように考えるか。
答え 市民活動等と行政の違いを認識し、活動環境の整備、活動資金の援助を重視する。
のりこのコメント
私たちは施設を造れ、補助金を出せと言ってはいない。既存施設と社会の人的資源の活用拡大を、そのための行政の意識改革を切望。生涯学習施設管理者委託は、「ひとづくりがまちづくり」実現の上で大問題。タテ割り弊害の一掃も図るとき。
 
問3 子ども(0~20才)の生涯学習推進の課題について
質問 0~20才を視野に入れた教育改革についてどのように考えるか。
答え 就学前、義務教育後の教育環境について、関係機関と研究すると共に、開かれた教育委員会をめざし、市民への情報公開、意見交換を進める。
のりこのコメント
江崎教育改革国民会議座長の緊急アピール(00年5月11日)にもあるように21世紀の子どもたちを育てるため、いつでも、だれにでも、どこででも責任をとることが私たちに求められている。
質問 地域に根差した教育・保育設備の環境整備と充実をどのように考えるか。
答え 具体的には新エンゼルプランで示す。市民からの意見はプラン策定中に実施したアンケート調査の結果でもって、プランに反映していく。
のりこのコメント
この答弁には(アッ)キ!レ!タ!。今までの質問が空しくなった。が、ただでは済まさぬのりこ。新たな発想へ早速転換開始。
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のりこの委員会質疑
     すべての発言記録は、議会図書室で閲覧できます。
 第4次基本構想特別委員会 (12月4~6日)
第3次基本構想の総括/「笑顔」はまず市役所。気概をもって
まちづくりの基本方向は「人」→「ハード」へ
行動の基本指針:市民と共にとのことだが、市民をどうとらえているのか
将来人口の問題点
環境問題とダム建設の矛盾点
中心市街地の活性化
コミュニティーの理解
高齢者・女性起業支援
総合的廃棄物諸対策
 環境経済委員会 (12月18日 午前)
   ~委員外議員として発言の機会を得ました。
議案130号(大きなごみの収集の有料化)について、委員会の最後に2点質疑。
(1) 試行直前の駆け込み排出量についての備えは?
(2) 各地域におけるリサイクルプラザの必要性が高まると思うが考えは?
 
 建設消防委員会 (12月18日 午後)
議題132号:南大清水町地内の財産取得(平成6年、土地開発公社が地域文化ホール建設用地として取得後、現在まで多目的広場として活用。今回、市営住宅用地への転用提案)
質問 公有財産の有効活用の点では納得できるが、その前段として、隠されてしまうことになる問題点を整理する時でもある。今回のことを通して学んだことは?
答え 基本的には5年を越えて保有し続けることは好ましくない。右肩上がりの時代と違って、10年、20年を見通すのは予測しがたい。校舎が所有する機関を極力短くして、効率的な取得と使用をしていきたい。(市長)
 一般会計補正予算特別委員会 (12月19日)
ごみ関連法の矛盾ともんだいてんについて国等への行動を市としても起こすことが必要。
税金を投与すべき施策について、整理する必要がある。福祉と環境部局の連携で、有料化が市民生活に与える影響の調査が必要。生活支援すべき人を、単身高齢者、障がい者、生活保護者、乳幼児のいる家庭まで拡大を。
「ごみ関連法」の問題点を明確にし、「有料化」のツケを税金で隠さないこと、流通システム(生産者と使用者の責任)への転換のチャンスにすることを期待。
 平成11年度決算特別委員会 (12月20~21日)
「ボランティア情報センター」設置初年度、情報収集のため機器整備の問題点。
→専用のファックスもないセンターとは!(今はお隣さん~資産税課のお世話に)
のりこのコメント
今後の施設整備のハード・ソフト両面の充実を期待。
子ども施設の年間利用差(児童文化センター:3千人、交通児童館:38万人)を今後の背策に生かすための課題
→改良、補修、図書の購入などを行い、遊びや読書活動の行事を計画。
のりこのコメント
子ども施設整備について、現存・新設の全体図を子ども・市民参加で作るとき。
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ご質問にお答えします
質問 議員の仕事に事務所はいるの?
答え 議員の仕事は、まず年4回の定例議会における議案(条例・予算・決算)審議と審査。
次に、市民の皆さんの要望・意見を市政に生かすための一般質問・委員会質疑。
私の足場は常に市民生活にあり、斡旋利得、利益誘導、支持団体の圧力など無縁です。
庁内情報、国内・国外情報はあらゆる人脈・手段・機器を通し、24時間常にON。情報は、電話・ファックス・新聞に、今はメールとインターネットが加わりました。
一期目、山積する行政課題解決のための調査・情報収集を積極的に進めたことで、2期目の今、その効果はてきめんです。
こうした議員活動に必要な調査費の1部は補助金(年額70万円)として支給されていますが、豊橋市では事務所経費は対象外です。
のりこ事務所がある、南栄ふれあいセンターは、ピンクの屋根の元美容院(築?年)。皆さんが届けてくださったぬいぐるみ、花、絵や書、行事案内や市政情報などがウインドを飾り、好評です。
南栄駅から東へ歩いて1分。市政図書室、会議、学習会、読書会、展覧会の会場としても皆さんが活発に利用してくださっています。
月曜日から金曜日の10時から15時まで、事務局員が常駐して、地域活動のサポートも。事務所での出会いが広がって、もっと多くの市民(女性)が議会活動に参加する機会になることを願い、「女性を議会に!ネットワークあいち・ぎふ・みえ」の仲間と共に活動を展開中です。
のりこ事務所最低諸経費(月額)の内訳
事務所賃借料 6万
電気水道代 1万
人件費(事務+アルバイト) 6万
印刷・コピー機リース代 2万
電話・ネット通信 2万
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のりこの賛否
議員の採択は重大。YESかNOを選ぶ。中間はない。すべての議案に目を通せるのは、議案が手元に届く議会前と開会中の1~2週間。時間・情報・力不足で納得できない時もありますが、賛否の態度を自分で決めます。今回は特に重要なふたつの採択についてご報告します。
 第4次基本構想
【反対】
特別委員会で「修正案」提出→最終日に可決。
市民の意見書による見直しにより、「学校図書館機能の充実」が基本計画の中に組み込まれることになり、歓迎すべきことと考えます。しかしながら、構想にある「設楽ダム」建設促進をはじめとする大型開発の自然破壊と財政負担は、地方主権と環境文化都市をめざす本市の、今後10年の構想と矛盾するものであり、削除を求めました。
地域における「子育て支援」の重要性、発生抑制を第一とする「廃棄物対策」の2点も併せて強調しましたが、残念ながらとよはし市民会議の修正案は通りませんでした。
 大型ごみ個別収集有料化
【賛成】
本会議で「賛成討論」朗読
市民一人あたり1万1千円のごみ処理費が税金から投入(平成11年度)
「有料化」ではごみは減らないこと、不法投棄が増えるなど問題が多い。その有料化に私が「賛成」した理由は、家電リサイクル法施行、近隣市町の有料化、税金で処理する「ごみ質」の範囲をこえる現状(塩ビなど)に、現行のごみ関連法では解決できない点がある。ごみ処理を《住民の税金を使う=有料化しない場合》や《住民の直接の負担=有料化》で済ますことでは、生産自体の変革につながらない。発生源からの対策を論じる出発点にする必要がある。処理とリサイクル費用を購買時に消費者が負担し、廃棄時は無料。不法投棄にならないこの流れを、自治体と共に国に働きかける必要がある。
(1) 「無料」のまま→市外からの大型ごみの不法投棄場を提供することになる。
(2) プラ系ごみ処理の自治体負担は限界。「容リ法」の見直しが必要。今後リサイクル義務品目が拡大されると、「価格上乗せ方式による、消費者負担」「拡大生産者責任」を明確にした法整備なしに資源循環型社会は成り立たない。
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市長選を振り返って
× 市民選挙による市長選
選挙で市民自治が進む
候補者への公開質問状
投票率は上がったものの、終始低張で、争点も明確にならないまま原色が再選されました。
「若さ」が風を起こせず、「第2楽章」がクライマックスにはならず、市民がシラケたのも、政界、財界の取引の再現を見抜いたからに他なりません。今回私たちは全候補者の集会に参加し、また子ども・文化市民活動グループの合同で「公開質問状」を送り、「選挙公報」では得られなかった情報を得て、判断の材料とすることができました。
※1月21日、名古屋で4人の市長(犬山市:石田氏、日進市:佐護氏、中津川市:中川氏、多治見市:西寺氏)のシンポジウム「21世紀を拓く市長たち」(「女性を議会に!ネットワークあいち・ぎふ・みえ」主催)
各地で「市民派市長」続々誕生中。
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のりこの議会活動
10月 4日 地域子育て支援/「麦笛ひろば西」訪問
  5日 第1回かごめの会~絵本とわらべうた(児童文化センター)
  8日 あべ弘士講演会(動物園)/市長選公開討論会
  10日 議会運営委員会(傍聴)/打ち合わせ(市長選)
  13日 講座「豊川節水プラン」講師:松沢政満
  14~15日 地方議員行財政自主研究会合宿(東京)
市内全保育園・幼稚園絵本調査往復はがき発送
  16日 図書館(学校・公共)活動:市民と地宗教育長の懇談
  17日 地域子育て支援/前芝中図書館訪問/学校司書活動報告打合せ
  18日 地域子育て支援
19日 ごみ問題打合せ/総務委員会(傍聴)/三ノ輪問題
20日 「朗読」打合せ/丸山薫賞授賞式/第1回炉辺おはなし会
21日 文庫日/豊橋まつり(総おどりの激励に)
  23日 「ぱぴるす」編集・印刷/「公開質問状」打合せ
  24日 地域子育て支援/「公開質問状」配布/市長選集会
  25日 学図例会(長坂秀子講演会)/市長選集会/関長岡市議来セン
  26日 西尾市・幡豆町訪問
  27日 愛知県学校図書館豊橋大会/めろんの会/市長選集会
  28日 女性議会ネット講座(吉川三津子:環境)
  29日 南部市民館まつり/「しらゆきひめ」練習
  30日 ごみ問題訪問アンケート(向山校区)/学生卒論の共同作業
  31日 地域子育て支援/まちづくり学校参加
11月 1日 市長選候補予定者公開質問状結果のまとめ発信
  2日 建設消防委員会(各派)/東三にじの会:北山郁子講演会
  3日 花フェス/東三河環境ネットワーク(吉川三津子:産廃)/栄校区市民館文化祭
  4日 花フェス/小学校お話会/文庫日
  7日 共生フェス部長会議/地域子育て支援/庁内資料収集
  10日 八女西部焼却炉の現況を聞く
  11日 文庫日/田島征二講演会/賢治読書会
  12日 文庫日/早川市長再選/合唱劇「カネト」観賞
  13日 上飯田町議員豊橋視察(面会)/委員会質問準備
  17日 議会運営委員会(傍聴)/建設消防委員会
  20~22日 建設消防管外視察
23日 オペレッタリハーサル/子育てボランティアの集い
24日 議会運営委員会(傍聴)/議会質問準備
  25~26日 第14回男女共生フェス/大山エリナちゃん出版記念会
  27日 水俣を伝えるネットワークの皆さんと教育長訪問
  30日 議会運営委員会(傍聴)/学図・矢野正枝講演会
  「第4次基本構想」企画課と意見交換会(南栄ふれセン)
12月 1日 本会議(第4次基本構想提案と会派代表質問)
  3日 「劇場と人と街」シンポジウム
  4~6日 基本構想特別委員会
  7日 一般質問提出
  8日 豊川の明日を考える会(傍聴)
  9~10日 第4回図書館まつり
  11日 議会運営委員会(傍聴)
  12日 本会議(午後のりこ登壇)
13日 本会議
14日 庁内で「決算」質問準備/男女フェス反省会(部長会)
  15日 福祉教育委員会(傍聴)/総務委員会(傍聴)
  16日 小学校お話会
  17日 「NPOと行政」シンポジウム
  18日 環境経済委員会(傍聴)/建設消防委員会
  19日 一般会計予算特別委員会
  20~21日 決算特別委員会
  22日 議会運営委員会(傍聴)/映画「15才」中高生と鑑賞
  25日 本会議/議案賛成討論
  29日 消防団詰め所訪問
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編集後記
新世紀初の通信にタッチできてハッピー、ハッピー。でも21って、「通信簿」を思い出して悲しくもなるなぁ~(かおり)
世紀越えをどのようにすごされましたか。私は別れと出会いから、20世紀の総括と21世紀への課題を心に刻んだ時でした。/反原発の市民科学者高木仁三郎さん逝く。賢治を語り、21世紀の「学校」に希望を託して。絵本「僕からみると」と最後のメッセージ「友へ」を皆で読み、語り、伝え続けたい。/年末。少女Aとの出会い。生き難い現代を、次々に切断・暴露され、体当たりの毎日。「翔べ!はぐれ鳥」(小林道雄著)を抱いて、私自身のことばと生き方の点検は今も続く。/今年こそ。自彊術休まず、食事を正し、睡眠時間の確保を。(のりこ)
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