議会レポート25号 ( 2001.2.28 )
豊橋市議会 会議録へ
12月議会報告 *発言全記録は「会議(委員会)録」として、ご覧いただけます。
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子ども予算をもっと! 箱物には「効果/費用」分析を市民参加で!
のりこ写真新しい年が明け早くも2ヶ月がたちました。2期目の最後の年、確かな手応えを感じつつ、今年も子どもが大切にされ、健康で笑顔あふれるまちづくりを目指します。
 市民参加が進めば、市の財政はどう変わるのか?子ども文化市民活動(NPO)を視野に入れて、活動を展開します。どうぞ宜しくご支援、お願い申しあげます。
のりこの一般質問
問1 子どもが安心して育つまち・豊橋のために
(1)子ども課に統合しては?子ども関連施設での「人」の必要性は?
(2)在宅乳幼児のための常設・公共スペースの確保は?
(3)CAP(子どもへの暴力防止)プログラム導入の考えは?
まる環境部長: 乳幼児の公共スペースの確保ができればよいが、限界がある。事業拡大をはかっていくことで応えたい。
教育長 : CAP導入については、子どもの安全確保からも重要と考え、地域住民や保護者も巻き込んだ学習会の開催を各学校に働きかける。
 
問2文化のまち・豊橋を創る図書館の課題
(1)専門職の役割と人事管理制度改革における位置づけ
(2)豊橋版ブックスタート本格実施と図書館の役割
まる教育部長: 豊橋版ブックスタートは、7月から母子保健センターで試行。4ヶ月児検診時に10回、748名に実施。本格実施に向け、図書館の専門性を生かし、リスト作成、指導・助言、ボランティア育成など必要。
 
問3 市民の健康と財産を守るダイオキシン対策について
(1)最新のダイオキシン測定結果と課題
(2)3号炉ダイオキシン対策とバグフィルターの効果と課題
(3)ガス化溶融炉のダイオキシン対策のランニング費用
(4)焼却炉作業現場におけるダイオキシンの測定と対策
(5)市民が行う松葉ダイオキシン測定の意義について
まる環境部長: 作業現場のダイオキシン測定は、灰固化室等5ヶ所で定期的に測定。管理濃度2.5ピコグラムを下回っている。
環境部長: 松葉ダイオキシン測定の結果は、測定条件の違いによる問題点、環境基準評価ができないことから、法的に使用するデータとしての採用はできないが、情報収集の意味で考えていきたい。
のりこのコメント
今回は継続して取り上げてきた課題が多く、答弁も前向きのものがありました。市民の皆さんの日常活動が信頼され、協働への歩みが、ようやく始まりつつあることを感じます。しかし官民の協働には、まだまだ時間が必要です。じっくり取り組む覚悟はあります。だって、20年、30年かけてきての、「今」ですもの。
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のりこの委員会質疑 一般会計決算と緊急雇用対策予算を中心に質疑
委員会すべての発言全記録が公開。(議会図書室)インターネットでの検索もできるようになる予定です。
 福祉教育委員会
                  
 「介護保険・元年2000年の事業実績」がでました。
質問 サービスの利用状況(H13年2月)について  限度額上限の34%までの利用(全国平均は46%)
答え 4,771人(在宅50%、施設28%、未利用22%=入院中・環境整備)
 ●さらなる利用の拡充(保険利用のPRと、サービスメニュー充実)が必要。
 「豊橋市の図書館サービスの充実を求める陳情」審査
課題 添付資料によれば、駅前の図書館建設を知っている人は、図書館前で6%、駅東では、6~7%と低い。(300人への直接聞き取り調査)
 ●現在の図書館サービスのPRとともに、図書館の専門性を高めることが必要。
図書館の役割ますます大きく!
12月5日 「子どもの読書推進法」が参議院で可決。読書推進のための基本計画策定が義務づけられ、4月23日を「子ども読書の日に」と制定。
           
 一般会計補正予算特別委員会
緊急地域雇用創出事業として予算化されました。(1~3月分)
(1)産業廃棄物処理施設監視費 330万 「て~ぶる4号」にて報告
(2)公園樹等保護対策費 210万
(3)図書等適正管理対策費 520万
 盗難防止のため、磁気テープをすべての書籍に手で貼る作業の委託経費の一部
 
 <平成12年度一般会計決算を認定> 一般会計決算特別委員会
地方議員行財政自主研究会(市川記念会研修参加者が中心:のりこも会員)では、9~10月に決算審査が終了しなければ、次年度の予算に生かされないと、それぞれの議会へ働きかけ、改善されてきています。豊橋市では、9月に企業会計(上・下水道、病院)、12月に一般会計&特別会計の決算審査の流れは変わらず、今後の課題です。
とよはし市民会議の取り組み
【3月予算議会】では、決算と関連づけながら、審査に臨みます。
【単年度】に現れ、消えていくものに注目!
【もっと子ども予算を!】まちづくりは、子ども施策の充実から。
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子育てが楽しいまち・とよはしへ 届け私たちの声
第4次基本構想・基本計画のもと、「子ども関連7計画」がすべてそろいました。
その7計画とは?
(1) 豊橋市児童育成計画
(2) 豊橋市障害者福祉計画
(3) 豊橋市生涯学習計画
(4) とよはし男女共同参画2000年プラン
(5) 豊橋市青少年健全育成計画
(6) 健康とよはし推進計画
(7) 豊橋市母子保健推進計画
子どもたちの今の問題は?
「アンケート」などを通して把握されています。
資料:「豊橋市児童育成計画策定に伴う現状分析とアンケート調査結果」
H13年3月/P.230編集協力:(社)地域問題研究所
1月28日、意見交換会を市役所で開催 主催:とよはし市民会議
80代~20代の母親15名、乳幼児8名参加。
福祉保健課長と児童福祉課長を囲み、「児童育成計画」を中心に、2時間にわたり、真剣に話し合いました。地域子育て支援は、保育園任せでいいのか。お金でなく理解がほしい!箱物でなく、施設の有効利用の検討を!
地域・家庭から生の声が続出
(生後2ヶ月の第2子をつれて参加) 親になることを学ばずにきたプログラムの必要を感じる。
昨年秋、北海道から転居。幼稚園情報を探したが、簡単に手に入るのがどこにもない。市役所でも分からなかった。スーパーなど、母親同士が出会えるところで、もっと子育て情報がほしい。
81歳。子育ては男女にとって大切なこと。自分が受けた教育は違うが、「人間づくり」は不変。地域で子育てのお手伝いをしたい。
子育て中の母親が参加・利用でき児童館などの常設の場が欲しい。
公的グループとの交流を願っているので、よりよい情報が届くように考えて欲しい。
障害を持つお子さんが近くにいる。小さいうちから、いっしょに育っていけるような、場がほしい。
3才児検診の場で、えほんよりビデオを親が選んでしまう様子を見た。子どもは、絵本を求めていたのに・・。
市の子ども関連行事は、定員もれになることが多い。これから週休2日となればもっと小中学生が参加できる場が必要。
子育て関連の情報誌があっても、まだてもとに届いていないのではないか。
複数の子育てグループに参加しているが、みんな絵本どころではなく、虐待や家庭の問題などで大変。話し合う中で、お互いの関係をつくり、それぞれの方法を見付けているようだ。

ファミリーサポートを活用して、仕事を続けている。とても助かっている。
子育ての基本は、食。アレルギーや給食など、もっと、関心をもって欲しい。
関西から来た。地域の高齢者の方と接したい。偶然の出会いでどんなに助けられることが多いか。食生活についても、教えて欲しい。
親だけの力では、子どもは育たない。地域での環境づくりがこれからの願い。
のりこのコメント
午前の2時間。子どもたちの協力のお陰で、熱心な交換会となりました。参加者は年代の幅が広く、転勤家族が多く、この日の出会いで、新たな市民間交流が始まりました。支援を必要とする家庭に、必要なメニューが届けられるためにも、さらに地域・家庭の子育て現場の声を届けていきましょう。次回はあなたのご参加をお待ちしています。
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配電盤火災をトラブルと片付けていいのか 徹底した原因追及を!
 溶融炉爆発の東海市
溶鉱炉のような型式の炉。今回のミスを、なぜ避けられなかったのか。東海村で起きた事故と、根底は一緒ではとの声もある。技術神話はあっけなく崩壊する例ではないか。
本市環境部への質問状を送付(1/30)
  ● 東海市の教訓をどのように生かすのか。
  ● 現場労働者の教育管理と事故時の補償などの考え等、5項目について。
 プラント動力主幹盤火災の豊橋
引渡し前であっても徹底した情報公開を!配電盤が焼けたことで、考えられるすべての総点検を。今回のような事故はいつでも起こりうるのでは?そのたびに緊急停止するのか?今回の停止による装置全体への負荷は?今後の安定・安全稼働への教訓は?
三井造船への質問状を送付(2/1)
  ● 今回の事故を試運転時の許容範囲と考えるか。
  ● 今回の「トラブル」と、システムとの関連は?
  ● 試運転だからこそ、徹底した原因究明を。
  ● 他の機器は異常なしと報告があったが、どの機器を点検した結果なのか。
  ● 八女西部では、電気関連の事故はなかったか。等、10項目について。
3月議会一般質問 環境文化都市への現実的課題のひとつとして焼却炉火災事故を取り上げます。
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のりこ 3月議会予想質問ポイント
●溶融炉が問題:1300度の高温で焼却灰を溶融固化する、この技術は、まだ発展途上で、とにかく金食いとも言われている。溶融炉のランニングコストから、処理費用を考える必要がある。
●次世代型ガス化溶融炉のプロセスが問題:ひとこまごとのプロセスは確認できても、一体化したシステムでは、答えがでるのは、これから。世界初の規模の炉。
●スケールアップ:実証炉の段階でも、多くの課題が残されていた。ガス化溶融炉は、100トンまでと言われる。スケールアップによる「実験」は、200トンの豊橋で始まった!
●本当に経済的な炉なのか:建設費、維持費、補修費等々、「経済的」根拠となる数値は未だに存在しない。比較できる炉がないから。予定量のごみ処理を、ダイオキシン対策も含めて滞りなく行える装置として、安全・安定した稼働の上でのさらなる安価を自信を持って追求できるのか。また、日量40トンのスラグの有効利用、埋め立てられる脱塩残渣の「生産コスト計算」をしながら、次世代型焼却炉のB/C(効果/費用)点検を。
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のりこの議会活動
11月 18日 松葉カンパ活動 / 岩崎京子さん講演会
  19日 議運(傍聴)
  20日 東三河女性議員交流会・研修会(豊川市)
  21日 環境経済委員会(傍聴)
  24~25日 男女共生フェスティバル
  26日 議運(傍聴)
  27日 陳情・請願締め切り/行財政調査特別委員会(傍聴)
  28日 一般質問質問締め切り/のりこ議会通信24号発行・発送
  30日 議運(傍聴)
12月 1日 おはなし会(小学校)
  3日 本会議1日目
  4日 本会議2日目(のりこ登壇)
  5日 本会議3日目
  6日 常任委員会(環境経済・福祉教育)
  7日 常任委員会(総務)
  8日 図書館まつり/のりこネットホームページ開設
  9日 図書館まつり
  10日 一般会計予算特別委員会
  11日 平成12年度一般会計決算特別委員会
  12日 同上
  14日 議運(傍聴)
  15日 ホスピス講演会・消防忘年会
  16日 アスベルガー学習会(商工会議所)
  17日 本会議(最終日)
  18日 ブックスタートの会(BS)
  19日 福祉教育委員会
  20日 教育シンポジューム:豊橋の教育(最終回)
  21日 BS・教育委員会との懇談・クリスマスコンサート
  22日 おはなしフレン200・学校図書館例会
  23日 丸井燈子先生を囲んで懇親会
  26日 DV学習会
  28日 女性議会ネット運営委員会・消防慰問
1月 4日 「サルモネラ」情報収集(保健所)
  8日 「て~ぶる4号」発行(新聞折込用12月議会報告)
  9日 議運(傍聴)・BS打ち合わせ(図書館)
  12日 門脇厚司先生講演会「子ども社会力」(南栄公民館)
  14日 成人の日
  15日 市民会議学習会「豊橋市産業廃棄物適正処理指導要綱」
  16日 中心市街地特調(各派)・松居直氏講演会準備会発足
  18日 学校図書館定例会(図書館)
  19日 東海三県処分場問題交流集会(名古屋)
  21日 福祉教育各派・豊城中図書館訪問
  27日 のりこネット新年会(まんぼう)
  28日 市民会議学習会「児童育成計画」
  29日 BS支援活動(母子保健センター)
  31日 福祉教育委員会
2月 3日 女性議会ネット:大阪府豊能町長日下えい子講演会
  4日 *第1回花うさぎの会「青年期」/市外地特調(各派)
  5日 大竹教育委員長と語る会(BS・図書館・学校図書館)
  7日 BS全国大会(東京)
  8日 福祉教育委員会「美術博物館基本構想」
  9日 燈心会(岐阜)/朝倉義子さん出版祝会)
  10日 行財政自主研(オリンピック総合青少年C)
  12日 建設消防委員会(傍聴)
  13日 中心市街地調査特別委員会
  16日 小学校お話会
  18日 議員総会(新年度予算)
  19日 環境経済委員会「豊橋市産業廃棄物処理基本計画」(傍聴)
  22日 議運
  28日 中心市街地活性化フォーラム/のりこ議会だより発行・発送
  *花うさぎの会(丸井燈子先生を講師に臨床心理学を学ぶ会)
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編集後記
昨年12月8日、私の誕生日にホームページを開設。ネット同様、プリント情報も大切と考え、新聞折込用の議会報告「て~ぶる」を4号まで発行/本通信も今号からパソコンで作成/情報収集はまず現場へ。産廃情報が届くと、車で海へ、山へ/階段歩きと朝夕の15分体操で、3月議会に向けてパワーアップ中。
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