議会レポート26号 ( 2002.5.28 )
豊橋市議会 会議録へ
3月議会報告 *発言全記録は「会議(委員会)録」として、ご覧いただけます。
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のりこの一般質問 安全・安心・健康を中心に
問1東海地震災害対策:浜岡原発事故(01年11月7日)に対する市民不安への答えは?
原子力災害対策特別措置法(平成11年12月)で、事業者・国・自治体の責務が決められている。隣接県であるので、積極的に情報の収集に努める。被害が予測される場合は、災害対策本部を設置して対応。
のりこのコメント
地震より怖い浜岡原発から70k。節電で原発への常時意識啓発を痛感。震源域の直上に立地るす原発の危険をもっと知らせる必要がある。
 
問2公共施設で子どもの居場所づくりを。土曜日午前、市民館に子ども専門員を。
市民館の管理運営は、校区に委託し、9時から22時まで開館。主事の勤務は13時から18時。土曜日午前に、子ども専門職員の配置は考えないが、主事の勤務時間の配分については、検討する。
のりこのコメント
子ども好きな主事さんを!公募の主事さんがどの位であるかは疑問。民主主義への段階を見抜く力が先端を軽んじている限り、まだ解決は遠い。結局、行政の逃げでしかない。建物は立派、地域のひとづくりは今からの課題です。
 
問3産廃・公共最終処分場の設置:住民の健康は守られるのか。情報公開は十分か。
現在申請中の安定型2施設、事前協議中の管理型1施設ある。安定型10、管理型7施設が稼働中。この10年で廃止されたのは、25施設。公共最終処分場について、杉山校区総代会と連携して進めており、情報の周知はできている。
のりこのコメント
「環境コミュニケーション」構築をお題目にする行政なら、もっと住民の声に耳を傾けるべき。計画執行のために、総代会が盾や隠れ蓑になる限り、住民を分断するのが行政の役割ととられてしまう。公共最終処分場建設は、産廃行政の手本となるべきで、課題は重くて多い。とにかく時間をかけること。ごみの行き場がないと言って、責任を住民に押しつけないこと。市民の信頼を回復するチャンスです。また市民全体に公共処分場問題は公開されるべきです。
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予算特別委員会:のりこの質疑 (主な項目と課題)
   ~委員会のすべての発言全記録が公開。議会図書室にあります~
 学校トイレ
パラジクロロベンゼンのトイレボールの使用は問題あり。シックスクールの観点から調査をまた、トイレブースのサイズを体格に合わせるべきの問いに、現状容認の答弁どまり。
 地区体育館での利用
拡大のために予約、個人使用などの考慮をと提案。今、検討中のスポーツ施設予約システムの中で考えるとの答弁。
 ピアカウンセラー
身障会館での研修が充実の方向との答弁に期待。
 CAP(子どもの暴力防止プログラム)
12月議会の答弁通り、早速3学期に取り組んだところ好評につき拡大と答弁。
 産廃埋立地のマップ
必要性は認めるが、私有地なので難との答弁。環境汚染の地主責任が問われる時代。質問を継続予定。
 エアーレスキュー
県への防災ヘリ、愛知医科大付属病院を基地とするドクターヘリ、名古屋市ヘリがある。災害時と環境パトロールも兼ねる、ヘリコプターを持つことはできないかと提案。要継続。
 自衛隊
出動要請をすれば、自治体が自衛隊の指揮下に入るのかとの問いに、自衛隊法の改正で災害時、自主的な出勤が可能になったが、あくまで、自治体の指揮下で行動すると答弁。その後、答弁訂正<出勤してきた自衛隊は、自治体と災害に関する情報を、連絡調整し、相互の連携を密にして、災害活動に当たる>と。実体は?
 介護保険
3年目の見直しのための実体調査は、直接の聞き取りですべきと力説。市民公募委員の皆さんが果たされた役割は大との答弁では、にっこり。
 高速堆肥化施設撤去費8,800万円
作業員の健康管理費は含まれず、国補助の予定もない中、この事業予算は今後追跡必要あり。
 市民病院小児科
8名の常勤医と5名の専攻医が交代で当直。負担が大等との現況に、子ども施策の充実を求める。
 金婚等の祝品(金杯)
価値観多様化の時代に合わせて考え直す考えには、現時点では、まだ要望が強いとのこと。子育て中の父母負担軽減を皆で考える時です。
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皆さんの市民活動・要望がいろいろな形で実現しました!
 表浜流域等水質調査委託: 399万円
去る5月2日、指名5社で入札が行われ、(株)イズミテックが、399万円で落札。遠州灘に注ぐ8河川と2海域の初めての水質調査に拍手。トリクロロエチレン、ダイオキシンも測定項目に含む、環境部の意欲的な取り組みに期待。表浜は、すでに市民による自主的な水質検査も行われており、市民監視の結実と評価。現況に即した<環境配慮>調査が進むことを願います。
 学校図書館運営調査研究費:169万2,000円
市内2校の学校図書館における、司書配置の調査研究が3年目に入りました。豊橋市の学校司書配置試行は画期的。来年の全校司書教論(*)発令前に、専門・専任<人=学校司書>の必要性は定着。鷹丘小年間の研究成果のビデオが各学校にあります。ぜひ、ご覧下さい。学校司書市内全校への拡大を求め、署名活動展開中。署名用紙は南栄ふれあいセンター。
(*)司書教論:学校図書館の仕事を兼任する教論。来年、すべての学校に司書教論発令予定
   学校司書:司書資格を持ち、学校図書館で働く専門・専任の司書。(豊橋市の場合)
 子育て支援
<BS:ブックスタート> 本格実施。母子保健センターの4ヶ月検診(毎週火曜日)
 豊橋版BS2年目。保健所、図書館、ボランティアとの協働の息もピッタリ。子育てが楽しいまち・豊橋を目指して、子ども文化の専任・専門の人配置の予算化を。
<4ヶ月乳幼児検診未受診家庭訪問>
 県・児童相談所の規模や働きが後退するなか、豊橋市保健所の頑張りに期待します。
<ワイワイ広場年間開催倍増の120回(3箇所)>
毎週木曜日は生活家庭館で開催。家庭館は今、実質上<乳幼児専門館>です。新装図書室にもっと乳幼児絵本の常設・充実を求めます。
 中央図書館
6月6日より赤ちゃん絵本講座がスタート。多課で子ども施策のさらなる充実を。
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5月臨時議会報告 議会は奇怪 数は力とは言え・・・
のりこは、福祉教育委員会、行財政調査特別委員会の委員に。
議会改革を目指して、今年は最大会派以外から、議長・副議長を選出。とよはし市民会議は、議会の改革・活性化・情報公開を進める上で、最適任の理由で、正副議長の続投を求めて、1票を投じました。しかしながら、最大会派から議長が選出され、清志会の一層の「与党化」が進んだだけでした。旧態依然とした、議会のいつもの論理がまかり通り、議会改革への流れは、1年で終わってしまいました。
とよはし市民会議の1議席は、数が力の議会工作では、カウントの対象にあたることは、ほとんどありません。しかし「私たちの声を届ける先があって、心強い!」と市民の皆さんから熱い思いが届くことが、このところ急激に増えてきました。議会活動8年目を迎え、また一回り大きな輪が広がり始めていることに、責任の重さを感じています。
市民派議員がますます必要な時代です
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2期目の最後の年 のりこの進めるまちづくり(案)
 (1)安心・安全のまちづくり  【 焼却炉の運転状況に注目 】
配電盤の火災事故を起こしたことで、全国の注目を集めた資源化センターのガス化溶融炉は、4月10日、竣工。本格稼働に入りました。依然として火災の原因は不明のままです。三井造船への質問状の回答として、火災現場の写真を入手。また、火災にあった配電盤の写真撮影も行いました。
 各地のガス化溶融炉稼働状況からも、ダイオキシン以上に問題なのは、高温溶融による重金属と、排出されるスラグの処理です。高値のスラグを埋め立てる(!)ことに始まり、一廃ごみの減を産業廃棄物でカバーしようとする国の流れをみる限り、環境より、経済中心で進んでいることは明らかです。
 (2)子どもの笑顔があふれるまち 【 土曜日の居場所づくりを 】
子ども館が欲しい、乳幼児から高齢者の皆さんが自由に集える場所を、まちなかにいっぱい欲しい。プレイリーダーや、お世話する人がいて、お金のかからない遊びや交流が、日常的にできること。市民活動のエネルギーは、ここから生まれることを、私は30年の、家庭文庫活動から確信しています。
 (3)市民活動支援でまちづくり  【 金は出すが口出さぬ 】
市民を信頼できる行政。行政を信頼する市民あっての、パートナーシップ。女性起業応援のため、安全・安心小規模女性農業者支援など、新しい視点でまちづくりを!失敗おそれずに。
とよはし市民会議 議会活動費
  4 月 6 月
収 入 議員報酬 586,000円  586,000円 
支 出 所得税 32,610円  32,610円 
  市県民税 37,700円  37,700円 
  共済費 64,900円  64,900円 
  互助会費 3,600円  3,600円 
  国保税 0円  75,000円 
  国民年金 0円  13,300円 
  懇親会費 9,900円  0円 
  事務所費 159,627円  195,479円 
  議員活動費 158,270円  69,839円 
  選挙積立金 20,000円  20,000円 
残高   99,393円  73,572円 
事務所費:家賃・電話・電水・機器リースetc
議員活動費:オイル・携帯電話・会費etc
とよはし市民会議:政務調査費(4~9月分42万円)
視察、調査資料代、講師謝礼などに支出
(公開対象)4月:159,706円 / 5月:65,912円
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のりこの議会活動
3月 2日 本会議(予算大網説明)
  3日 産廃学習会(細谷)
  4日 一般質問通告
  5日 まちなか研究発表会(市内3大学)
  6日 議運(傍聴)
  7日 本会議(一般質問)
  8日 本会議(一般質問)
  11日 本会議(のりこ一般質問)
    児童相談所・表浜AN会議
  12日 予算委員会・議運(傍聴)
13日 本会議・予算委員会
14日 障害、環境問題市民要望受ける
15日 予算委員会
18日 ~20日(水) 予算委員会
22日 予算委員会
  24日 市営住宅懇談会(東栄公民館)
  25日 予算委員会
26日 処分場部会(名古屋)
27日 議運(傍聴)
28日 本会議(最終日)市退職議員懇親会
29日 「て~ぶる5号」発行
  遠州灘整備検討委員会(傍聴)
4月 6日 まどか文庫30周年記念講演会(文化会館)
  10日 資源化C竣工式/調和の旅2002歓迎会(市役所&勤福)
  11日 南部中:教育新体制PTA説明会
  12日 福祉教育委員会・各派/学図:教育課長と懇談
  14日 松葉ダイオキシン結果報告会/栄消防団親睦会
  15日 福祉教育委各派/豊橋南部環境問題交流会打ち合わせ
  16日 議会ネット 運営委員会(名古屋)
  18日 岐阜臨床心理学研究所会議
  19日 とよはし市民会議平成13年度政務調査費報告書提出
  21日 女性議会ネット講座:平野隆之氏<介護保険>
22日~23日 地方議員行財政研究会の地方視察:多治見市・犬山市・高浜市
24日 福祉教育委員会:「介護保険」後、懇親会
  25日 <ははこぐさ>総会(図書館)
  26日 <水俣ウォーク>大沢忠夫さんと二川駅から歩く
    処分場部会主催 梶山正三氏:条例学習会(文化会館)
  30日 学図財政学習会/花うさぎ第2回学習会(職員会館)
5月 1日 処分場部会主催:県廃棄物対策課との懇談会(県庁)
  4日 <2002年とっておきの夜>朗読を楽しむ
  8日 行財政調査特別委員会(傍聴)
  9日 図書館行政について懇談(図書館長室)
  10日 行財政調査特別委員会(傍聴)/健康V講座参加(カリオン)
  12日 第6方面隊操法大会/祭立ち寄り:高師緑地&東細谷海岸
  13日 学校給食学習会(石巻分館)/童里夢でランチを楽しむ
14日 安藤洋子恵那市議視察同行:母子保健センター&家庭館
15日 5月臨時会
  16日 名高裁傍聴(海山町産廃)/関口鉄夫氏講演会(瀬戸市)
  17日 学図夜例会 鷹丘小学校司書配置ビデオ鑑賞(文化会館)
  18日 女性議会ネット 2002年総会(書記を引き受ける)
  20日 議運(傍聴)
  21日 自主子育て支援の会打ち合わせ(家庭館)
  23日 BS:話し合いに参加(図書館)
  25日 市操法大会/通信26号編集/総会準備
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編集後記
連休はありがたい。連日連夜、資料の山3年分に分け入る。全国の仲間の通信をむさぼり読む。大阪府島本町の澤嶋真紀子議員の通信<WIDOW窓>には、私が今まで取り組めなかった視点や課題が満載。おおいに刺激を受ける。昨春、女性議員44.4%で日本一になった、島本町の<人と地域づくり>を垣間見、時事問題へのタイムリーな発言、町行財政への鋭い切り込み、充実した学習会メニューなどにホレボレ。町長選挙を同時に闘った仲間たちの実績と実力がびんびん伝わってくる。来年に向けて、元気を貰いに、いざ関西へ!(のりこ)
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