議会レポート3号 ( 1996.1.1 )
あなたの1票で 議会を変える まちが変わる 暮らしが変わる
No.3
(1996.1.1)
■ いろいろ見えてきました 議会の中と外
早いものです。今年度もあと「3月議会」を残すのみとなりました。全く未知の世界であった議会で、応援・助言して下さる皆様に支えられて貴重な経験を積むことができた8か月でした。今年も[市民の声]を届けるため、勉めさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

とよはし市民会議控え室(市役所7階)《 市議の仕事は、まず議会の様子を伝えること 》

 あなたのお電話から私の仕事が始まります。日ごろの疑問をぜひお寄せ下さい。どんなことでも市政につながっていきます。
 議会や委員会傍聴を楽しみにする方も増えてきました。中身が形式的であることは変わりませんが、行政の中枢部に触れることのできる唯一の場です。今は私自身が議会や市政について理解するとき。失敗を恐れず、少しづつ、『市政の窓』を開いていくことが私の使命と考えます。

《 1,000億円余の年間予算 35万人の市政 》

 チェックするといっても一体何から手をつければいいのでしょうか。議会に入ってわかったことは、まず市民としての素朴な疑問や、ふだんの生活感覚から出発すること。次に現場に直行し、自分の目で確かめ、直接の声を聞くこと。そしてこの問題は、政策や財政のどこに当たるのか、解決できるかどうかを探る。
 この繰り返しが私の仕事の大切な部分となっています。今までに100誓いお問い合わせをいただいたおかげで、会議や行事の合間をぬって、たのしく“市庁・市内を探訪中”です。

《 のりこの提言:市民の健康対策 》

 “公共施設では絶対『分煙』化を、とくに市庁舎と図書館で!”

■ ようこそ!「とよはし市民会議」へ
自主独立のために、ひとり会派を結成しました。
あなたとともにつくる“市民のひろば”に!
当面の中心課題
1. ごみ
家庭ごみの減量 ごみ問題市民会議の開催と行動計画
減量容器の普及 ごみ行政担当と市民の交流
5分別の徹底 過剰包装材は断ろう
焼却炉更新の問題 ダイオキシンを追う
他都市に学ぶ(視察)
2. みず
台所からの水問題 下水処理場見学
山から考えるみず 埋め立て地見学
海から水を考える 洗剤について
合併浄化槽の普及 三河湾浄化推進派まず市役所、公共施設から
3. 図書館
まちづくりは図書館を中心に 学校図書館に本を人を!
利用者の声を届け参加する場を広げよう
ボランティア活動グループのネットワークづくり
快適な環境は内から ~分煙とサービスについて~
4. 在宅乳幼児
0~3才の子どもたちの施策を!まず現行の子育て支援の洗い直しから
乳幼児専門館を
公共施設での活動援助を(0~3才)
5. 教育
不登校やいじめの子どもたちに大切なことは登校している子どもにも!
人権教育は毎日の言葉かけから:男女、成績等による差別の洗い出し
SSW(スクールソーシャルワーカー)の果たす役割
公共施設における生涯学習は地域と職員の協力で
6. 福祉
車椅子、ベビーカーでのびのび外出できる道路とマップづくり
在宅の福祉支援
生活リハビリの民間施設支援
~皆さんの声をより多く届けていくため、[市民講座]を開催します。
第1回市民講座(テーマ:図書館)
1月24日(水)10:30~12:00 中央図書館 資料代500円
北村幸子さん(学校図書館を考える会・近畿代表)講演会
「子育て・図書館・教育-子育ちを保障する教育で図書館の果たす役割」
■ 村田助役室(4階)訪問記
梅雨空の5月2日(火)・・・
無党派市民の手作りによる私たちの初めての選挙について話した時、
「この雨空に五月晴れのような。市民の声を聞く機会がないから聞きたい。」「職員にボランティアの勧めを話したところ。」
そこで早速7月5日(水)・・・
『市民病院跡地』に関して市民4人と共に提言。
つづいて11月16日(木)・・・
『乳幼児専門館』について、まんまの会の母子が要望書を渡す。家庭館の利用や活動をビデオで紹介したあと、在宅乳幼児施策の提言。
「皆さんの声だけを聞くわけにはいかない。いろいろな考えがある。が、検討は十分にしていきたい。」
そして12月議会にて・・・
私の質問「市民参加による行政」に対して、
「議会制をとっているので、議会の意見を聞く。」
議員を出し、その議員に託すことの緒についたばかりの市民=私たちだからこそ、一層ここでがんばらなくちゃと、つい質問外れて講演調に。
■ のりこの一般質問
質問1 在宅の乳幼児(0~3才)のための施策
(1) 乳幼児期の子育て援助、支援の施策、母子の精神衛生面での具体的な対応
(2) 『吉田方子育て支援センター』2年目の成果と役割の実態について
(3) 該当する母子への支援対策として今後考えられることは何か
(4) 地域における子育てグループの活動に対する積極的な支援対策を
(5) 市に移管される乳幼児の検診等の諸業務の効果的・効率的な実施のための対策
いよいよこれからの地域の子育て支援の具体的な提案に入っていきます。現在行なわれている施策にない諸点をどのような形で実現可能にするのか。『乳幼児専門館』への機も熟してきました。支援を協力を!
質問2 『市民参加による行政』の推進について
(1) 女性の市政への参加、地位向上に関する基本方針、実態の認識、今後の女性施策の方針と具体的施策は
(2) 市民の意識(図書館やごみ問題)を高めるために、協議会や委員会等で十分と考えるか
(3) 小・中学校の子どもたちの情操、情報の教育、学習をおこなうセンターとしての学校図書館の整備・補充に関する基本的考えと具体的施策は
(4) 来年完成する市庁舎には常に四季の花のかおりを!庁舎内での喫煙対策など快適な環境整備の必要についての考えは
声を上げ、責任も担い合って、ともにまちづくり。新しい形の参加が求められている今、私たちの地域の活動の経験が生かされるとき。女性、生活弱者の声を一段と大きく!
■ のりこの活動日記
10月
1日 No.3議会報告会(文化会館)/ハートイン東三河:大熊由紀子氏講演会(愛大)
3日 まんまの会
4日 No4議会報告会(東部地区市民館)/森省二先生:思春期講座(豊橋保健所)
5日 あいち・ぎふ「女性を議会に」NW(名古屋市女性会館)
6日 No5議会報告会(北島町公民館)
8日 No6議会報告会(まどか文庫)
10日 公園フェスティバル
12日 特別養護老人ホーム「永住苑豊橋」訪問
13日 第2回人にやさしい街づくり推進協議会傍聴(職員会館)
14日 小澤俊夫先生昔ばなし講演会:ろうそくの会・文庫主催(中央図書館)
16日 富本町の朝市へ
17日 まんまの会
20日 家庭館フェスティバルへ飯の階参加/丸山薫賞授賞式(グランドホテル)
21日 北島の公園予定地へ
26日 豊橋臨床心理研究会/「地球交響楽2」(田原町文化会館)
27日 宮本文昭・清水和音デュオリサイタル(ライフポート)
28日 市川房枝記念会:第3回「女性の政治参画推進センター」
29日 東京夢の島視察
31日 まんまの会
11月
1日 図書館史跡ツアー(羽田八幡宮、湊町神社) 田崎・横田両先生の案内
4日 後援会のつどい(家庭館)
5日 (仮称)学校図書館を考える会あいち・学習会(春日井)
6~8日 福祉文教委員会の管外視察(伊丹市・佐賀市)
11日 まどか文庫
12日 第29回東海おはなし交流会(鶴舞図書館)
13日 厚生経済調査会(傍聴)
14日 まんまの会/豊橋臨床心理研究会
19日 文庫20周年記念講演会(すずらん文庫:渡辺順子さん)(家庭館)
20日 議運(傍聴)/ちえ集団会議(昼・夜)
21日 消防訓練見学(飯村)
22日 市長と女性の語る会(ライフポート)
24日 豊橋南部地域福祉センターオープン/王寿會訪問/資源化センターで話し合い
25~26日 第9回豊橋市女性フェスティバル(ライフポート)/賢治読書会
27日 議運(傍聴)
28日 会派(とよはし市民会議)届け提出
29日 一般質問通告日/めろんの会(ライフポート)
30日 財務行政懇談会(ライフポート)
12月
1日 議会運営委員会(傍聴)
2日 まどか文庫
4日 本会議1日目
5日 本会議2日目
6日 本会議3日目(一般質問)
7日 豊橋臨床心理研究会
8日 福祉文教委員会/厚生経済委員会(傍聴)
11日 一般会計予算特別委員会
12日 一般会計予算特別委員会(傍聴)
13日 一般会計予算特別委員会(傍聴)
14日 第9回女性フェスティバル反省会/講習会「北京からのメッセージ」(ライフポート)
15日 議会運営委員会(傍聴)
16日 おもちゃライブラリー訪問(身障者会館)/まどか文庫
18日 本会議最終日
19日 まんまの会
20日 めろんの会(ライフポート)
22日 石川幹子氏講演「都市計画・都市公園と都市経営」(愛大・中産研)/1年生議員忘年会
25日 消防団栄分団・年末夜警詰め所に訪問
26日 まんまの会/豊橋駅周辺地域整備調査特別委員会(傍聴)
27日 まんまの会
【おたより】
都市を変わるたびにそれぞれの町に類似したグループがあります。それらの一つは行政指導型、一つは任意自主型。どちらも長所と短所を持っている。またがることを切望しながらできないでいます。まれにネットワーク化しても細かな点で合意できず、力となるには及ばず、単なる結びつきで終わっていることが多いのです。その障がいの一つに行政の保守的指導方法があるように思えます。(三重・津市 淑子)。
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