議会レポート31号 ( 2003.9.4 ) |
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*発言全記録は「会議(委員会)録」として、ご覧いただけます。 |
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寒さの夏のあとに、実らぬ秋への心配が続きます。いかがお過ごしでしょうか。
天変の問題に留まらず、経済を中心とする私たちの生活が大きく崩れ、思わぬ方向へと動き始めます。
その第一が、住基ネットです。昨年私たち一人一人に11桁の番号がつき、今年はカードにより、「番号」生活の日常化が進むことで監視社会へ一段と近づいたことを恐れています。
アンケートで届いた皆さんの声をもとに9月議会でも「住基ネット」を取り上げます。ぜひ傍聴にお出かけください。 |
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質問時間が大幅に減少 |
今まで一人90分まで許されていた質問時間が6月議会より60分に。
議論すべき問題はいっぱいあります。
しかも本会議は1年間に4回。毎回質問しても、足りません。のりこはいつものように準備し、質問に立ちましたが、傍聴した皆さんからは、「早口だった」「質問が多すぎる」「途中で終わって残念」との声が届きました。
分かりやすく!と心がけつつも、今回は短い時間内で議論を進めることを優先しました。お許しください。質問の途中で終わった問題については、6月議会終了後、文書で質問紙、文書で回答を頂きました。9月議会では、これらについても改めて質問の予定です。「質問時間60分」のあり方を問い続けます。 |
学校図書館の可能性 |
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学校図書館に専門・専任の司書を!と、市民の皆さんの粘り強い声により、ボランティア活動も活発化し、県内では最先端の活況です。小中2校での3年間の研究を終え、いよいよ全校配置への初年度。今年はまず、市内11ブロックでの司書配置実現を!の願い空しく、6校に留まりました。今後の全校配置への取組みについて伺います。 |
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今後五つのブロックに1校ずつの配置を進めたいと考えてる。その後については、配置校の成果やその他の学校からの要望を聞きながら、配置の拡大を順次進めて行きたい。 |
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来年5校の配置で11ブロックとなれば、また一層の相乗効果が期待できる。現在の12時間/週、35週/年、時給1,500円(一人の学校司書の年俸63万円)の勤務体制の拡充も早急に! |
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個人情報保護と安心のまちづくり |
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住民基本台帳の大量閲覧の最近の例として、自衛隊募集に関するものがあるが、どのように対応してきたか。 |
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住所、氏名、生年月日の閲覧要求に対して、手数料100円は無料で応じてきた。 |
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個人情報保護法の制定を受け、本市の条例整備の考えはどうか。 |
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マニュアル処理された個人情報文書を含めた総合的な条例の見直しが必要と考え、整合性を計る中で改正に取り組んで行く。 |
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住基カードの多目的利用について、どのように検討しているのか。 |
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今後の電子自治体の進捗や、市民ニーズならびに住基カードの普及状況等を勘案して、市民サービスの向上に役立てていく。 |
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11桁がついた以上、どうしようもないという意見から、自分は離脱したいがとの相談まで続々と届いています。一人一人に関わることなのに、情報が十分でない。また、安全といわれた直後に漏えいなど、心配な事態が発生している。今一度、接続・切断への個人意思の確認が必要と考える。 |
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環境行政の課題(市民情報への対応、産廃問題の解決策など) |
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表浜の水質汚濁、南部の畑の土壌汚染、産廃施設の悪臭問題など、市民からの貴重な情報は地域環境力の要。行政の課題は何か。 |
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市民の方々の活動や声に対しては、真摯に耳を傾けながら、行政として、可能な限りの対応を図っていく。 |
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巧妙なやり口に対し、事態を掴みきれないと、産廃問題に翻弄されるのみ。現場の声に呼応して、ぜひとも一歩一歩打開への道を切り開いてほしい。 |
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産廃問題の解決に、「残土条例」を検討する余地があるのではないか。 |
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残土は廃棄物処理法の適用は受けないが、廃棄物の混入した残土を仮定した場合、廃棄物処理法に基づいて、適正処理を指導する。現状では残土条例の必要はなし。 |
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早期発見、早期対応、早期解決が産廃問題の決め手。責任の所在を明確にし、マニフェストでの割り出し、廃棄物や処理費の流れから大切なことが見えてくる。海と山に囲まれ、高速道路などに近いことなど、豊橋南部産廃捨て場のパラダイスです。引き続き住民の皆さんとともに注目していきます。 |
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昨年8月、私たち一人一人に11桁の住基コードがつき、問題山積のなか、今年8月25日、住基カードの交付で「住基ネット」の本格稼動へと進んできました。
とよはし市民会議では、市民の皆さんの生の声を聞くため、7~8月に、ふたつのアンケートを実施しました。ご協力くださいました皆様にお礼申し上げます。
詳しい報告は11月に冊子にまとめる予定です。(→自由意見) |