議会レポート35号 ( 2004.9.1 ) |
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*発言全記録は「会議(委員会)録」として、ご覧いただけます。 |
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足もとからのまちづくり |
毎年視察で、まちづくりの先進地を訪問します。たかだか数時間滞在して、そのまちの課題がわかるはずはありません。新鮮な目で、その街の人の声を聞き、まちの動きを確かめる。後から、資料などを読み返す時、とても参考になります。
私のテーマである、健康、環境、子どもが中心のまちづくりを、まず、校区で実現するためには、みんなが楽しく参加しているかどうかが、決め手です。そのためには、まずどの人にも情報が、平等に伝わっているかも大切です。
議員活動10年目。私の本領発揮の年となるよう、一歩一歩前進します。皆さんの声とともに。 |
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豊橋版ブックスタート4年目の課題について |
平成13年夏から、図書館、母子保健センター、市民ボランティアの3者の皆さんによる協働で取り組まれてきました。毎週火曜日、母子保健センターの4ヶ月健診の際、司書資格を持つコーディネーター(図書館に所属)と、赤ちゃん絵本ボランティアの皆さんが、絵本リストの配布、読み聞かせを行なうものです。絵本リストの本が、図書館、市民館を中心に備えられつつあり、リストの浸透ともあいまって、豊橋版絵本「プレゼント」実施の機が熟したと考えています。 |
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乳幼児保育・教育の基本的な考え方と「ブックスタート」の位置づけの再確認。 |
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外の世界に関心を持ち始めた時期の、絵本の読み聞かせは大変重要。活字離れや児童虐待の社会問題化している現代社会で、ブックスタートの必要性と重要性は再認識されていると感じている。 |
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絵本プレゼントを「赤ちゃん誕生祝い」の観点で検討する考えについて。 |
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絵本リストで紹介した絵本を全ての地区市民館に整備。今後は校区市民館にも拡大。絵本の無償プレゼントでなく、紹介、読み聞かせの方法を伝えることで、ブックスタートの考え方を広く定着させることを第一義に取り組んでいる。 |
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この3年間、母子保健センターで、毎週火曜日、豊橋版ブックスタートを支えてこられたボランティアの皆さんが、「たとえ1冊でも、絵本を渡したい!」「家庭での効果大なることは、間違いありません!」といわれる言葉に、突き動かされて質問しました。 |
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「布製絵本袋」作りを、高齢者、心身障がい者、支援するグループの有償活動に位置づけ、行政と市民の総意で取り組む考えについて。 |
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提案として受け止める。必要となれば、障がい者の授産事業も視野にいれて検討する。 |
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産業廃棄物処理施設、「指導要綱」をめぐる環境行政の諸課題について |
---産廃問題の対応においてこそ、環境文化都市・豊橋を全国に発信するべきと考えます。--- |
本市の産廃問題 |
(1) |
市営最終処分場で昭和47年から平成9年までの30余年、「一般廃棄物の処分に支障がない範囲内において」産廃の投入を受け入れてきた「合わせ産廃」の問題。 |
(2) |
市外からの産廃の搬入や施設の設置を容易に招き南部方面で、今も続く産廃施設が集中する事態となっている。 |
(3) |
平成11年、産廃行政を豊橋保健所から中核市豊橋が引き継ぐ。「豊橋市産業廃棄物適正処理指導要綱」を定め、平成14年度、2,280の事業所を対象に、307件の施設申請事務、50件の行政指導を行なった。昨年秋、県の条例制定に沿い、直接住民の声が届くシステムとなってきたことを歓迎。 |
(4) |
廃棄物処理法の改正が続きました。平成9年「処理施設設置手続きの厳格化」、平成12年「排出事業者責任の徹底強化」、平成15年「悪質な業者への許可の取り消しの義務化」に加え、国は、最終処分場の立地を進めるために、本市の指導要綱に掲げる「住民同意」を緩和するよう求めてきた経緯がある。 |
(5) |
さまざまな事例に対応するため、条例を定める市町村がある中、本市は「指導要綱」で対応するとの立場をとってきている。 |
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「不法投棄」「残土」「有価物」「原状回復」の提議について |
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不法投棄現場の支障を除去することを「原状回復」、土砂は廃棄物処理法上の廃棄物ではないため、「残土」も廃棄物に該当しない。商品価値があり、有償で売却されるものを「有価物」といい、廃棄物の反対語。 |
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環境省初の産廃残存量調査(03年4月時点)に報告された本市該当3施設の詳細。 |
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(1) |
神野新田町地内:「がれき」「廃プラスティック」の過剰堆積43,000㎥ |
(2) |
伊古部町地内:「廃タイヤ」過剰保管17,000㎥ |
(3) |
石巻小野田町地内:「がれき類」「木くず」過剰保管4,000㎥ |
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これらの施設を許可したのは県。中核市となった時に、未解決のまま、市が指導を引き継いだものばかりです。法整備と共に行政の責任も重くなりました。 |
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情報社会と公共図書館の役割について |
---図書館がまちづくりの中心に、市民の情報のセンターにと願って質問。--- |
他都市の図書館の現況・・・1館だけじゃ、中央図書館といえない!
豊橋市と面積が近く、人口規模は大きいまちだが、姫路市や浜松市では、中央館を含め、図書館は10館、加えて市内をBMが走っている。本市の地区体育館10館と同じように、図書館が市内全域に設置されて始めて、私たちのまち豊橋は、全国の生涯学習のまちづくりに並ぶことができるのではないか。 |
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公共図書館が生涯学習、社会教育施設として「都市の文化」のシンボルである認識について。 |
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図書館がいかに整備され、いかに住民に利用されているかは「その都市の文化の水準を計るバロメーター」と言われている認識にたって、主体的かつ創造的 |
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高度情報化インターネット時代における図書館の役割について。 |
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自宅から図書館資料の検索、メールによるレファレンスができる。図書館ネットの広域化として、田原市図書館相互貸借を開始。 |
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図書館政策へのPDCAについて。 |
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公共施設の評価は、一元的な目標や指標でなく、様々な角度・切り口で分析を行い、サービスの向上を図らねばならない。昨年度、行政評価を保管するものとして「公共施設評価」を実施。6つの市を選定して比較・分析。
■結果→ |
本市の強み: |
74館の分室、司文庫、ボランティアの充実 |
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弱み: |
図書の展示スペースが狭い、蔵書の回転率が低い |
■今後の取組み→ |
「こども読書活動推進計画」「図書館整備構想」の中で検討。 |
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1983(昭和58)年5月、向山から羽根井へ図書館が移転、開館。8月に新中央図書館でボランティア講座が始まり、私は3歳、5歳の子ども同伴で、夏の日々、自転車で図書館へ通い、受講。熱い思いの仲間たちと、楽しい思い出を作りました。中央図書館のボランティア講座は、この1年で一旦切れ、再開された都市が1回目とされ現在も続けられています。昭和58年受講生23名が図書館の歴史に残っていないことは残念です。
その都市の12月、児童図書館や、乳幼児広場の設立を求めて、子育て中の4つの母親グループが、署名を集め、市長、市議会に届けました。子育て中の4グループの呼びかけに、1ヶ月間で、2万668名の署名と6万3千円のカンパが集まる盛り上がりがありました。
この10年、図書館をとりまく状況はずいぶんと変わりました。自立した市民による「ボランティア活動」が、豊橋市のまちづくりに、十分根付くには、さらなる図書館のネットワークが必要です。まだまだ豊橋の図書館は発展途上であると思います。 |
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とよはし市民会議&まちづくり市民プロジェクトの提案:
生ごみを衣装ケースで良質堆肥に・・・生ごみ特有の「においがない」のが一番です! |