議会レポート6号 ( 1997.1.1 ) |
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あなたの1票で 議会を変える まちが変わる 暮らしが変わる |
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No.6
(1997.1.1) |
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新しい年を迎えるたびに、新しい希望に胸を躍らせる・・・でも・・・毎日がお正月のような暮らしになってから、私たちは大切なものをいっぱい忘れてきたようです。
去年の秋、豊橋のまちを動転させた高橋元市長逮捕から早川市長誕生をはさんで、2階の臨時議会と9月、12月の定例市議会がひらかれました。
また市制90周年に向けて計画された、大型事業が次々に日の目を浴び、同時に問題もあぶり出されました。国のツケが県に回り、国・県のツケが市に及び、国・県・市のツケに消費税のおまけが市民の上に!税金食いのごみ焼却炉大型更新の問題点は?私たちの暮らしはどうなるの?
今年もどうぞ皆さんの声をお寄せ下さい。
市民参加のまちづくりが進みますように。
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■ 市民と議員 声のひろば |
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傍聴について |
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当日、8階議場の受付を済ませれば、出入りは自由です。3月は定例会の間に予算特別委員会が2週間にわたって開かれます。内容も具体的で大変活気のある委員会です。こちらへのぜひおでかけ下さい。傍聴を通して実際の会議の様子や議論のあり方、議員の活動などについてのご意見もお聞かせ下さい。。 |
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一般質問について |
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年4回の定例議会の3日間に、約15名の議員(今年度の場合)が市政の全体について市当局の考えを質します。1議員の持ち時間以内に質問は3回まで。15分で終わ方から、きっちり90分使い切る方まで。いつも感心するのは、朝10時に始まって12時ごろには1時間の昼食休憩、そして3時前後に15分の休憩が入って、5時前後に終わること。以前は徹夜議会もあったそうですが、前市長逮捕による緊急質問も、新市長の所信表明に対する質問も《予定どおり》進みました。 |
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とよはし市民会議(会派)について |
| 昨年の12月会派届けを議長に提出し、無所属から『とよはし市民会議の渡辺』と呼び名が変わりました。昨秋は自民党市議団が4分裂し、新会派を結成。現在豊橋市議会は8会派と無所属の構成となりました。(党=会派の場合もあります。)
会派=議会活動上のグループですから、いつでも自由に移動や変更ができます。 |
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答弁について |
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議場での一般質問に対する答弁は、市長、助役、教育長、部長が中心になります。また委員会では、課長の皆さんが張り切って答弁します。一般質問は事前に通告してありますので双方が原稿を読み上げる形になります。 |
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会議録について |
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発言は会議録にすべて記録・保存されます。
不適切な発言は削除や訂正(・・・で表される)が議場で求められます。事実に反すること、個人への非難、中傷、差別的な発言などがあった時。
この会議録は議員全員の手元にはもちろん、議会図書館、中央図書館、じょうほうひろば(市役所地下1階)にありますので、ぜひご覧下さい。話しことばですから、読みやすく、さまざまな問題が質疑されてきたこともわかります。南栄ふれあいセンターの図書室にもあります。 |
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陳情・請願について |
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請願・陳情に取り組みませんか。
一人でもできます。定例議会の数日前が締切日です。いずれかの常任委員会(総務・建設・福祉文教・厚生経済)の議題として取り上げられますから、傍聴の楽しみが増します。
大勢の方々の書名を添えた活動としての取り組み方もあります。
直接市長や議長に、考えを伝えることによって、市政の流れを知ることもできます。もちろん陳情や請願を通して、市民の考えが市政を動かすことになれば、まちづくりへの励みと責任感を同時に手にすることができます。
[教育、文化、福祉、環境、まちづくり]について、皆さんからのご提案を待っています。 |
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■ ごみの山から宝は出るか? |
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ごみ問題は、「出せば終わりの時代」から「出して考える=地球環境の時代」へ。
豊橋市のごみ行政は?まず「清掃費」(平成7年度決算)から見てみましょう。 |
[清掃費]約58億円 (市民ひとり当たり16,150円) |
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総務費=20億円(市役所の担当職員の給料や手当) |
34% |
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収集費=3億円(資源改修委託金→6,500万円) |
5% |
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資源化センター費=23億円 |
40% |
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(職員費用7億円、施設点検設備等委託金4億円、
資源ごみ処理3,000万円、工事請負費3億円) |
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埋立処理費=7億円 |
12% |
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施設設備事業費=5億円(環境調査、基本設計等) |
9% |
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◇焼却炉更新のための準備が始まっています。◇ |
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▽燃えるごみ(週2回収集) 私たちの台所 → 資源化センター焼却炉へ |
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1・2号炉(昭和55年稼動、総事業費85億5700万円) |
125t×2基 |
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3号炉(平成3年稼動、総事業費30億8600万円) |
200t×1基 |
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* 1・2号炉の耐用年数が近づき、修理費もかさむようになりました。 |
↓ |
▽7年後の人口とごみ量を想定して200t×2基の更新が計画中 |
(1) |
人口やごみはそんなに増えるのか?(高齢化と生活様式の変化) |
(2) |
ごみ減量の徹底化により、思い切って焼却炉の規模の縮小を! |
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→ 紙・・・リサイクルと再製品購入・利用を勧める。
→ 生ゴミ・・・堆肥化(農家の畑と家庭を野菜で結ぶ) |
(3) |
プラスティックを燃やさない。(ダイオキシンの発生を止める) |
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→ 作らない、買わない=使わない、埋め立てる |
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▽市債に関するご質問について |
豊橋市の台所、市債の状況(平成8年『広報とよはし』12月15日号5頁)によると、清掃費など225億円となっていますが、これがうわさの市の借金1,000億円の中身ですか。 |
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市債(一般会計分)957億円の2%にあたる22億円が清掃費。内訳は施設建設や車両整備等の費用がローン(市債)で組まれていることになります。また土木債は364億円で、38%を占めています。平成7年度の決算:1,044億円の一般会計支出のうち、土木費は、26%の約280億円。 |
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▽これ以上税金を《ごみ》に使わないために、私たちにできることは? |
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市民参加・協力だけでは、人件費や施設経費は減らせないし・・・ |
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今すぐやらねばならぬこと=環境への対策(ごみ減量の徹底) |
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まず情報公開。そして市民の声を集めて行政とともに、循環型リサイクル社会をめざしましょう!そのプロセスに宝があるのではないでしょうか。 |
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